三界萬霊地蔵菩薩像塔
さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう

資料解説

三界萬霊地蔵尊塔で、文政5年(1822)に西小津ヶ里村の直右ヱ門ほか6名により建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 三界萬霊地蔵菩薩像塔(さんかいばんれいじぞうぼさつぞうとう)
所在地 神埼町 西小津ヶ里 (六本松)
場所 西小津ヶ里公民館北
年代 江戸 文政5年 (1822年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 4221

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は平面方形の反花座で、単弁の蓮弁で子葉が付き、間弁がある。竿は方柱塔形で頭部の角は丸く整形加工される。正面に花頭文様の額を設け「三界萬霊」と薬研彫りで彫られる。左右側面には、年号と施主名が刻まれている。蓮華座は、平面円形で単弁で左右に弁脈と思われる隆起線
が付く。二段に魚鱗葺きされ間弁が付く。連弁には縦方向の葉脈が描かれている。蓮肉は内側に傾斜して突出し、上面に塔身を建てる窪みを持つ。塔身は、舟形光背が付く地蔵菩薩立像を厚肉彫りする。光背は頭部付近で曲線を描き情報は尖って伸びる。背面は横方向の整形婚が全面に残る。像は、剃髪で衲衣を纏い円盤状の台座を造り出す。右手は錫杖を持つ形に、左手には宝珠を掲げている。
現状 光背先端部を欠損する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:134.0㎝・ 幅:46.0㎝・ 奥:46.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 西乙津ヶ里 直右ヱ門・和十・杢助、施主:清助・伊助・平十・直十
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【基礎・正面】
 三界萬天

【基礎右面】
    西小津ヶ里
 文政五午年  直右エ門
  二月吉日  和十
        杢助

【基礎左面】
   清助
 施主伊助
   平十
   直十

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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