三界萬霊地蔵尊像
さんかいばんれいじぞうそんぞう

資料解説

三界萬霊地蔵尊塔で、道閏とその同志衆中が施主となり明和3年(1766)に建立されています。非常に大型で保存状態も良好です。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 文字塔・信仰形態 > 万霊塔
名称 三界萬霊地蔵尊像(さんかいばんれいじぞうそんぞう)
所在地 神埼町 本堀 出来町
場所
年代 江戸 明和3年 (1766年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 3580

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・敷茄子・蓮華座・塔身で構成される。基壇は竿石を方形に組み、上部に基礎を置く。基礎は平面六角形で、上半部に単弁で子葉が付く反花を廻らし、上面は六角形に整形されている。下半部の正面は銘文はないが、右面に年号を、左面に施主名を彫る。敷茄子は六角形で、側面は丸く曲線を持つ。正面と左右の面に挌狭間を設け、正面に「三界」と左面に「霊」・右面に「萬」と彫る。蓮華座は、平面円形で、単弁の蓮文を魚鱗葺きに廻らし間弁が付く。塔身は丸彫りされた地蔵菩薩坐像で、剃髪で衲衣を纏い脚は結跏趺坐に組む。右手は胸の高さで錫杖を持つ形に、左手は胸元で宝珠を掲げている。
現状 破損・欠損はない。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:220.0㎝・ 幅:117.0㎝・ 奥:107.5㎝
材質 安山岩
製作・建立者 施主:道閏 同志衆中
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【敷茄子】
 萬三界霊

【基礎左面】
 施主 道閏
 同志衆中

【基礎右面】
 明和三丙戌年
 仲春吉祥日

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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