地蔵菩薩像
じぞうぼさつぞう

資料解説

地蔵菩薩像が乗る石塔で、竿部に「奉建立」と左右に9名の人名が刻まれています。元文4年(1739)の造立年号があります。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石像・像塔 > 菩薩
名称 地蔵菩薩像(じぞうぼさつぞう)
所在地
場所
年代 江戸 元文4年 (1739年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 2920

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基壇・基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基壇の一段目は現在コンクリート造りとなっており、二段目は方柱形の竿石を組んでいる。基礎は、平面方柱形で上半部に反花を持つ。反花は単弁の蓮弁で子葉と間弁が付く。下半部の各面は素文である。上面に竿を建てる。竿は、方柱形で正面に花頭文様の額を設け「奉建立」と薬研彫りで彫られる。左右側面には年号と建立者名が刻まれ、裏面には大正5年に新たに16名の人名が刻まれている。蓮華座は平面円形で単弁の蓮弁を魚鱗葺きする。蓮肉部は明瞭に上方に突出する。塔身は地蔵菩薩像であるが、胸部より下位は失われている。
現状 塔身地蔵菩薩は上半身部のみ残存する。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:154.0㎝・ 幅:83.0㎝・ 奥:83.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 宮治杦弥・松山善助・杦山久米右衛門・福井善八・豆田弥平次・井上次助・杦山又次郎・杦山八太夫・豆田新三郎
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿正面】
 奉建立

【竿左面】
          井上次助
         杦山文次郎
 三月吉日   杦山八太夫
          豆田新三郎

【竿右面】 
         宮治杦弥  
        松山善助
 元文四己未年 杦山久米右衛門
        福井善八
        豆田弥平次

【竿裏面】

 大正五年十二月   宮地士一友
 碇久蔵杦山弥三郎杦山喜六
 金屋林三島夘吉綿島熊市
 木村伊三白木君吉深川政夫
 嘉村宇太郎綿島貞吉綿島鶴太郎
 碇常吉杦山又次郎坂井テン 

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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