構造特徴・概要 |
拝殿前に左右一対で建立された右手の狛犬である。基壇・基礎・台座・塔身で構成される。基壇は竿石を2段に組み、上部に長方形の基礎を置く。口を開いた阿行の狛犬で、蹲踞の姿勢を取る。前脚の膝部に段が見られる。大きな円形のやや突出した目で眉部は盛り上がり彫りが深い。鼻は大きく突出し鼻孔も円形状に明瞭に表現される。歯はやや大きめの歯並びで左右に牙がある。耳は後ろ下に向くたれ耳である。鬣は緩い巻き毛で髪の表現は精緻に彫られる。尾は立て尾で左右に巻き毛が明瞭に表現される。 |
規模 |
【全体規模】高:168.5㎝・ 幅:70.0㎝・ 奥:93.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【基礎・正面】 大正八稔十月吉日 寄進者 利田村 原忠平
【基礎・左】 氏子総代 碇 久藏 (他6氏名)
【基礎・右】 奉納
【基礎・裏面】 藤津郡五丁田村 石工 岩永佐八 |