構造特徴・概要 |
基礎・竿・蓮華座・塔身で構成される。基礎は平面方形で上半部は亀腹加工されている。竿は方柱形で正面に花頭文様の額を設け銘文を刻む。額の外側には隠刻の枠を設けている。左右の側面には造立者と年号がある。蓮華座は、平面円形で単弁の蓮文を二段に配し間弁が付く。上面には塔身を建てる窪みを設けている。塔身は立像の地蔵菩薩像で、頭部が頸部で破損し補修をされている。剃髪で衲衣を纏い沓を履く。右手欠損し、左手に宝珠を掲げる。 |
規模 |
【全体規模】高:158.0㎝・幅45.0㎝・奥:39.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【竿正面】 六道能化横身在中 虚空有盡我願無窮
【竿右側面】 宝暦九年己卯五月吉日
【竿左側面】 川付村安養寺 講衆中廿九人 |