鰐大明神鳥居
わにだいみょうじんとりい

資料解説

竹原地区の鰐神社に建つ鳥居で、元禄13年(1700)に建立されています。構造に肥前鳥居の特徴を遺しています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 鳥居
名称 鰐大明神鳥居(わにだいみょうじんとりい)
所在地 神埼町 志波屋 竹原
場所 鰐神社
年代 江戸 元禄13年 (1700年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 2367

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 竹原地区の鰐神社に建つ鳥居である。笠木・島木・額束・貫・柱・亀腹で構成される。笠木・島木と柱は三本継で、肥前鳥居の特徴を残した明神鳥居である。笠木と島木は、柱部分から外上方に反りが始まり、鼻は襷墨に切り落とす。貫は断面長方形で、柱外側に突出している。中央部の貫は新しく新調されている。島木と貫の間に「鰐大明神」と彫られる額束を立てる。柱は三本継で上方に比べ基礎側は太くなる特徴を持つ。基礎部には亀腹が置かれる。柱上端部には島木を支える台輪が作り出されている。左右の柱の基礎から三段目に、年号などの銘文が彫られている。
現状 破損・欠損は認められないが、補修が行われている。
背景・由来・伝承
特記事項
規模 【全体規模】高:380.5㎝・ 幅:413.0㎝・ 奥:30.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 願主:竹原村・志波屋村・石井ヶ里村
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【額束正面】
鰐大明神

【左柱裏】
肥前國神埼郡竹原村
鰐大明神華表

【右柱裏】
元禄十三年庚辰天卯月吉日
宮司檀譽上人
  願主氏子
    竹原村
    志波屋村
    石井ヶ里

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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