構造特徴・概要 |
竹原地区の鰐神社に建つ鳥居である。笠木・島木・額束・貫・柱・亀腹で構成される。笠木・島木と柱は三本継で、肥前鳥居の特徴を残した明神鳥居である。笠木と島木は、柱部分から外上方に反りが始まり、鼻は襷墨に切り落とす。貫は断面長方形で、柱外側に突出している。中央部の貫は新しく新調されている。島木と貫の間に「鰐大明神」と彫られる額束を立てる。柱は三本継で上方に比べ基礎側は太くなる特徴を持つ。基礎部には亀腹が置かれる。柱上端部には島木を支える台輪が作り出されている。左右の柱の基礎から三段目に、年号などの銘文が彫られている。 |
規模 |
【全体規模】高:380.5㎝・ 幅:413.0㎝・ 奥:30.0㎝ |
銘文 ※1、※2 |
【額束正面】 鰐大明神
【左柱裏】 肥前國神埼郡竹原村 鰐大明神華表
【右柱裏】 元禄十三年庚辰天卯月吉日 宮司檀譽上人 願主氏子 竹原村 志波屋村 石井ヶ里 |