構造特徴・概要 |
基壇・基礎・中敷茄子・蓮華座・塔身で構成される。基壇は、平面六角形で、下部はコンクリートの基壇が新たに作られている。基礎は、平面六角形で上半部に反花を廻らす。中敷茄子は6面の花頭文様の格座間を持つ。蓮華座は平面円形で復弁の連弁と間弁を廻らしている。塔身は丸彫りの地蔵菩薩坐像で、剃髪で白毫が認められる。頭髪部は細かい打痕で表現される。衲衣と袈裟を纏い、右手を脚上に置き宝珠を左手は肩口で錫杖を掲げている。年号等は無いが、この像の前面に1基の石灯籠があり、廣壽開山老和尚塔塔前と建立年号が彫られており、本地蔵菩薩像の製作年代を伺うことができる。 |
背景・由来・伝承 |
延宝5年(1677)に塔前に1基の石燈籠が建立されている。 石塔壹座奉供 廣壽開山老和尚塔前 延寳丁巳五月吉旦 弟子西代道 百拝立 |
規模 |
【全体規模】高:247.5㎝・ 幅:180.0㎝・ 奥:155.0㎝ |