真龍寺観音堂の石灯籠
しんりゅうじかんのんどうのいしとうろう

資料解説

真龍寺観音堂に左右一対で造立された石灯籠で、大智勢至 御寶前に元禄17年(1704)に鍋島主水藤原直恒により建立されています。

speaker_notes基本情報

資料の分類 歴史文化遺産 > 建造物・石造構造物 > 信仰関係石造構造物 > 石造施設 > 石灯籠
名称 真龍寺観音堂の石灯籠(しんりゅうじかんのんどうのいしとうろう)
所在地 神埼町 志波屋 志波屋
場所 真龍寺観音堂前に位置する。
年代 江戸 元禄17年 (1704年)
年代根拠 銘文による
指定区分 --
資料番号 1607

speaker_notes詳細情報

構造特徴・概要 基礎・竿・中台・笠・宝珠で構成され、火袋は失われている。
基礎は平面六角形で、上部に反花を施す。竿は円筒形で上下端と中央部の3か所に節を持ち、銘文が刻まれている。中台は平面六角形で、下半に連弁が施されるが、上半の各面に無文である。笠は、六角形で明瞭に大きな蕨手を持つ。笠上部に円筒形の露盤と膨らみが強い請花を持ち、宝珠が組み合わされている。
竿の正面に「大智勢至 御寶前」、右面に「石灯篭 一基」、左面に「元禄甲申二月吉日 鍋嶋主水藤原直恒建之」とある。
大智勢至とあり、勢至菩薩を表しているが、観音堂には観音像が祀られているが、勢至菩薩は現在残存していない。
現状 火袋は失われている。
背景・由来・伝承 鍋島主水藤原直恒は、鍋島主水家五代茂淸で、直恒、茂主、茂淸と替る。天和二年二月19日出生、元文五年八月三日死去。真龍寺鍋島主水家墓所に葬られる。
特記事項
規模 【全体規模】高:136.5㎝・幅:50.0㎝・奥:47.0㎝
材質 安山岩
製作・建立者 鍋島主水藤原直恒
祭・行事
祭神・宗派
銘文

※1、※2

【竿正面】
 大智勢至 御寶前
【竿右面】
 石燈籠 一基
【竿左面】
 元禄甲申二月吉日 鍋嶋主水藤原直恒建之

※1 実際は、多くが縦書きですが、都合上、90度回転させて横書きで表記しています。
※2 ■で表記されている文字は、調査では判明しなかった文字です。

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